令和三年3月20日、春分の日稽古会を行いました。この日は、前日に廣川君へのお墓参りを行った小林君が、神妙な顔で出向いて参りました。之は無論先週の、横着にも(腰が痛いから休みます)宣言に対する小生からのその後の厳しい叱責、最後通牒ともいえる通達を受けて、彼なりに師の位の者に許し難い怒りを覚えさせてしまったとその未熟な頭で少しは理解した顔つきでありました。
道場に入るなり正座して詫びを述べる彼にその無作法、横着さ、武道を志している筈の若者に、彼自身の未熟さ至らなさ、無神経さ、横着な立ち居振るまいをその心根の芯の芯に染み込ませるように最後の命じを与えました。涙を流しながら頭を垂れるその姿に・・・最後の期待をする事としました。弟子たる者に稽古精進に関する事で何一つ決定権は無し・・・師の位の者に自身で決定し、伝え・・・有り得ない!・・・破門に値する。
基本打込から始まった稽古では・・・相も変わらず、徐々に調子を上げて行くようなスポーツ感覚での打込みを繰り返す小林君・・・身に付いたスポーツ感覚を取り除く事は、中々の難治で有るようですが・・・所詮彼の人としての甘さ、未熟さであります・・・初太刀に全てを懸ける気迫を求めました・・・出来ねば、今度こそ破門であります。稽古が出来ぬ者は、要らぬ!真に磨き合う師弟関係以外当道場ではいる場所はありません。