広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

5月第二日曜日稽古会・・・連休最後の日に。

f:id:heike10:20210510102315j:plain

招魂社・・・一年前の稽古会道場

令和三年5月9日、ゴールデンウイーク?最後の日曜日稽古会を行いました。写真は、昨年の同日の稽古会道場であります。一年前のこの日は、コロナ騒動で平生の武道場が遣えずにこの場をお借りしての稽古会でありました。神社でありますが、道場作りと言って良い建物であります。

そして一年後のこの日は、平生の道場使用が可能と成っておりますが、感染者の数は一年前を遥かに超えておりまして広島県としましては過去最高の数値と成っております。道場使用も何時ストップがかかってもおかしくありません。貴重なこのひと時を三か月振りに任務から戻って参りました齋藤君との直伝稽古を楽しみました。

この三か月、甲板での一人稽古を行って来たとの事・・・一人遣いでの様子でその一端は、感じる事が出来ました。しかし得意の勘違いも数点・・・早速正す事としました。木刀での打込みの中で、少し時間を懸けて行いました。この日の道場内は、夏日を思わせる気温でありましたので齋藤君の道着から湯気が立ち上るのに然程の時間は、かかりませんでした。

先ずは、おかし気に縮こまっていた構えを打込にて正しました。真の構え、備えを作り上げるには、打ち込みしか有りません。もともとある程度は身に付いておりましたので、程なく正す事が出来ました。打込み自体の打込む深さに対する自覚も求めました。此処が疎かに成っては、真の打ちとは言えません。時に空打ち状態を作りながらその身体に染み込ませました。体の崩れも其れなりに整って来ました。

この日の齋藤君には、基本の大切さに今一度立ち返って貰い、尽きぬ打ち、斬りの基本刀法の確認、伝授を行いました。先ずは木刀で、後に真剣で、最初はユッタリと後に鋭さを求めて振りぬいて貰いました。

木刀ではある程度出来ていた事が真剣に成ると・・・所詮真剣で使えねば本当の剣道、剣術足り得ません。それも人を相手に使えねば、真の剣足り得ません。

真の剣を求めて、目指して遣い込んで貰いました。

f:id:heike10:20210510111624j:plain

日記