令和三年11月27,28日。11月最後の土日は、廣川君との直伝稽古と成りました。日中は少し暖が戻って来ておりました。
稽古の前に道場の床の点検をしましたが、築40年を超えると思われる武道場ですので、床の軋みそれに伴う床板の僅かな浮きが数か所みられました。摺り足で行う剣道おいては、ケガに繋がりますので、学校に報告しておきました。
この日は、道場に備え付けられております打込み台を遣っての打込も行いました。学校のクラブが無くなり、授業でも使われては無いでしょうが、少年剣道クラブで遣われている形跡は確認できました。台のスットッパーを外さずに引きずった跡がレールの様に床に収納庫から続いておりました。道場を傷つけるなど有っては成りませんので、注意喚起をしておきました。
一足一刀からの打込、二足一刀の打込と木刀を遣って繰り返し行いました。剣道は、あくまでの面打ちが主であります。確りとした面打ち無くして鋭い小手打ちは、有り得ません。時を忘れて無心に繰り返しました。体の中から温まり、汗が迸ってくるのに然程の時間は掛かりませんでした。
その後、鏡を相手に基本刀法を繰り返しました。冴えた刃音を求めて、足腰刀の連動を確認しながら、軸足の利きの感触を確かめました。剣は何処までも足で遣います。熟練の足捌きを追求して参ります。そうでなけねば、人相手には通用しません。空想の世界に満足している訳には参りません。
いよいよ次回の稽古は、12月・・・師走となります。レースシーズンを終えた小林君、海上勤務明けとなった齋藤君が継続的に参加出来るでありましょう。今年最後の一月の稽古を楽しみたいと思います。