広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会・・・其の四

令和八年6月7日、第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会を終えて三か月(9月6日)・・・昨年の第30回記念大会を終えて新たなる気持ちを持って臨んだ今大会であります。丸三か月となる今日に至りましても様々な思いが過って参ります。

之までの様々な出来事や今後の大会への想い・・・小生が平成27年に実行委員長をお引き受けするまでは、兎に角大会を盛大にとの思いからでありましょうが、参加者の数を求めた大会を意としていた様に思います。

その為にとても武道とは、想えぬ流派団体も数多く参加しておりました。これは参加した団体の問題だけで無く、参加募集した側の問題でもあります。その想いから、この10数年は、参加団体を絞り、運営を担う実行委員会の想いを一つとして、真の武道を求める意思を第一として、一団体の演武時間を他の演武会の倍以上は、確保する様にしました。巷に溢れている概ね7~8分と言う演武時間の概念を変えました。現在ではそれ以上の時間も黙認しております。

無論これは演武内容を期待してのものであります。慌ただしく時間を消費したり、奇を衒った手を変え品を変えての素人受けするだけの大道芸としか評する事が出来ないような物を受け入れる物では断じております。我々が求めているのは、その対極であります。

その為もあり、今大会で名乗れるのは、流派団体名だけであります。個人の段位称号は一切名乗る事も記載する事も許しておりません。演武其の物で神様に、観る者全てに全てを捧げ、判断を仰ぐ・・・それだけであります。

見る者の心に響かねば・・・平生は範士を名乗り、八段、九段と称する者も・・・単なる路傍の石・・・であります。

場に臨めば、只々気一杯を総身に満たし、発露し、平生の真の修行を頼りに、虚心坦懐に只目の前の相手に集中し、彼我一体となって、遣い切るのみ・・・。

今後とも誤魔化しの無い、真の武道を求める事を第一とし、一年の真の修業の計を宮島の三姫神様と共に真の武道を歩もうとする同志に謙虚に真摯に捧げるのみであります。

奇を衒った武道モドキや不心得者は・・・只、退場あるのみ・・・。

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第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会・・・其の三

第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会を終えて、ほゞ三か月・・・その間に昨年の第30回記念大会の為の構想として温めておりましたミニアルバム及び動画の編集を終えて、発送を終えました。少し考える処もあり、数団体へは控えてはおりますが・・・・。

各流派団体の為の編集の過程で、特に静止画においては、動画では見逃したり、見落としたりする処が、逃れようもなく記録されており、夫々の団体の自覚を促す意味もあり、小生の感じる場面を特に意識した構成のミニアルバムとなりました。全てに意味、意思を込めての編成を行いました。

まだまだ奉納演武の意味、趣旨をよく理解していない団体があります・・・之は他の演武会と称する大会に数多く参加している団体に有りがちですが、奇を衒った?参加数ばかり多い大会や町興しのお祭り的な行事を基準として判断し、余興に参加するがの如く軽薄な理解、独り善がりと思える姿勢で、宮島嚴島神社奉納古武道演武大会へ参加している団体流派があります。

その様な団体に共通する礼儀作法の未熟さ、演武の内容自体も二組同時に行ったり・・・之では単なる素人相手の見世物です・・・武道としての評価の対象にも成り得ません。

無論、比較して優劣を決める物では、断じてありませんが・・・この様な表演は、人の心には残り得ません。

現代武道の求める真の目指すと処は、(真の礼を身に付ける)・・・これに尽きます。その為には、奇を衒った形ばかりの手順を覚える事を稽古と勘違いしたり、奇を衒った事を披露して、素人受けを狙ったりでは、逆行するばかりであります。

宮島嚴島神社奉納古武道演武大会は、あく迄も(真の武道)を志す同志の大会であります。

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廣川君月命日、お盆のお墓参り・・・少し早めの・・・続き

令和八年8月10日、少し早めのお墓参りを終えて帰宅途中、廣川君のお母様より連絡が入りました。あの後、程なくしてお母様もお墓まりに出向かれた様で、先に参ってくれた事のお礼と生花、御供えの品の到着の報告、感謝のお言付けでありました。

年々耳が聴こえ難く成り、電話での遣り取りが、苦痛の様子ですが、この時のお声にはその様な気配は無く、お元気なお声でありました。・・・これなら今年は、御自宅へも・・・と、その時には、感じられる事でありました。

 

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廣川君月命日、お盆のお墓参り・・・すこし早めの

令和八年8月10日、少し早めの廣川君月命日そしてお盆のお墓参りに出向きました。昨年に増す猛暑の今日この頃であります。この日も暑い一日でありました。

流石に今年のお墓参りは、一番乗りでありました。お墓の周りの草を取り、打ち水をし、かとう花店で求めて来た生花を活け、塔婆を供え、般若心経を唱えました。

日々の稽古の様子は勿論、第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会の残心とも言えるDVDの編集や今回初めて製作した各団体へのミニアルバムの事・・・その過程で湧き上がった各団体の武道への取組む姿への想い・・・尽きぬ語り懸けを行って参りました。

宮島嚴島神社奉納演武大会だけでなく、他の演武会に数多く参加している流派団体が、抱える大会に臨む意識の雑さと申しましょうか、少し武道に対する自分勝手なある種のマヒした立居振舞には、苦言を呈せざるを得ません。

自分の都合の良い大会を基準として、他の大会に臨む姿勢は、断じて許す事は出来ません。一言添えた一筆書きを同封して記念の品を送りました。

大慌てで反省の弁を伝えて来た流派団体がありました・・・その様な流派団体は、まだ見捨てる訳には・・・参りません。しかし、何時までもその無作法を許すはずも有りません。武道モドキは、断じて廃します。

・・・・・続く

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延岡 志誠館への指導稽古・・・其の二

令和八年3月7~8日、延岡 志誠館での指導稽古、二日目であります。この日も直伝朝稽古を目指して多くの道場生達が出向いて参りました。昨日の初日の指導稽古そして歓迎会を共にしての今朝の稽古会であります。

奇を衒う事無き、剣の根幹となるべき稽古を行いました。一刀両断の自身の人中路を斬り通す太刀筋・・・これが最も大切であります。知っているばかりで、身に付いている者など殆ど皆無・・・この現状を確りと自覚し、真の一振りを求めて、振り抜いて貰いました。手仕事で振っている者が全て・・・真の振り・・・足腰刀の連動を求めて、振り抜いて貰いました。昨日からの直伝稽古で、足腰そして腕に残る疲労感に苦しんでいる者達に、この日の疲労感が更に圧し懸っておりました。その苦しみの先にしか、真の振りは、自身には宿りません。・・・何処までも振り抜いて貰いました。この振りは、初学の時だけでなく、生涯続けて行く振りであります。果てしない修行業の始まりでもあります。

真の武道への道を歩み始めている彼らに、新たなる修行の場として与えた宮島嚴島神社奉納古武道演武大会・・・その趣旨を理解しつつ場に臨んでいる志誠館の一門であります。之までの様に形(手順)を覚える事が、修行であり、手順を覚える事が上達・・・と、心得違いをしていた者達も少しづつ真の稽古を理解しつつあります。・・・しかし、知った事で身に付く筈も無し・・・あく迄も正師と共に稽古するしか、武道足り得ません。師弟同行・・・之しかあり得ません。

この日の最後の稽古は、志誠館のお守り刀として渡してある真剣での試し斬り・・・小生の前でしか斬りをしないと決めている館長の意思に沿って、この日も行いました。

しかしながら、斬れると言う事に味を占めた者達が、手本を見る事無く、始めた様子に・・・あきれ返って・・・道は、拙速には成り得ません。之までの幼稚な武道感がまだまだ抜けきれぬ者達ではあります。

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第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会・・・その2

令和八年6月7日、毎年6月第一日曜日に開催されます宮島嚴島神社奉納古武道演武大会も31回目を迎えました。平成7年から嚴島神社先代野坂宮司様の(武道交流、発展の場として祓殿をお使い下さい)と言う御厚意により始まりました当大会も何度かの変遷を経て、今日に至っております。

コロナ禍では、已む終えず只一回の大会中止も経て今回に至っております。そして今大会では主の演武場を宮島まちづくり交流センター大ホールステージへと移し、挙行致しました。これは昨今の宮島への入島の増加による嚴島神社参拝者の急激な増加により、特に土日奉納行事による混雑ぶりに危機感を感じた神社サイドの意思を反映したものであります。
此処まで毎年の恒例行事と成っております当大会を終日祓殿の使用が難しくなったからと言って終了する事は、有り得ない。形態を変え、時代に場に即応して、次代に継承して行く事が、我々の務めであります。

その様な事で今回の開催を宮島まちづくり交流センターにて行った次第であります。5年前に開館された当センターでありますが、之までも当大会では大会受付、更衣室、控室として幅広く利用させて頂いておりましたので・・・何れはこの場での奉納演武もありかと・・・・常に頭の片隅にはありました。之も又宮島嚴島神社の三姫神のお導きかとも感じております。

場を変えて観ますと大会主催者としましては、天候の事、暑さ対策、水分補給等々・・・之まで辛苦して来た事が何の心配もなく大会を執り行えると言う有難みを味合う事が出来ました。

後は(祓殿)で演武出来るという厳かさを如何にこの場でも持ち続ける事が出来るか・・・しかし、想い返して観れば、この交流センターも(神の島宮島)のそれも世界遺産の神域にあります。厳かさを感じざるを得ません。

その思いを共通認識として、参加者全員が之まで同様、変わりなく気一杯の演武を宮島嚴島神社の三姫神に奉納してくれました。主催者としての心配は、杞憂でありました。

日記

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廣川君月命日お参り・・・第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会の報告

八年6月12日、廣川君月命日のお墓参りに出向きました。毎年恒例の宮島嚴島神社奉納古武道演武大会の報告をする為でもあります。

例年この大会後に梅雨入りする広島も今年は、大会前に梅雨入りしましたが、この日は・・・夏真っ盛りと言う趣でありました。暑い一日でありました。

兄弟弟子達のお土産を供え、正面に第31回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会のプログラムそして恒例の記念品を供え・・・静かに般若心経を唱えました。・・・(お疲れ様でした)と言う声が・・・。

大会前日の会場設営から当日の大会・・・嚴島神社での正式参拝、祓殿での代表演武、場所を移動して宮島まちづくり交流センター大ホールでの開会式、ステージでの奉納演武・・・初めての大会の様相でありました。その事を思いだす様に語り懸けました。

法務大臣と成られた平口会長の警護(SP)の方々共々と執り行われた大会でありました。大勢のSPの方々の警護される中での奉納演武でありましたが、参加者全員自身の演武に集中し、気迫あふれる演武を奉納しておりました。

この場に廣川君がいれば・・・毎回大会を心待ちに、修行に励み、何かと心を配り、大会準備そして当日には運営に気を配りながらも渾身の奉納演武をしてくれていました。その廣川君が一人静かに旅立って・・・丸九年・・・。