
令和六年11月15~16日、延岡志誠館への指導稽古に出向きました。今年二度目の遠征であります。片道450キロの車での移動と成りました。6月2日の第29回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会に参加して貰って以降、久々の再会でありました。
大会後は、毎年7月下旬から8月にかけてイタリアの武藤家(志誠館の同門)の帰国に合わせて訪れる予定でありましたが、今回は諸般の事情によりそれが叶わずに今回の遠征と成りました。
宮島嚴島神社奉納古武道演武大会以降、佐藤館長とは度々電話連絡を取っており、志誠館の現状及び今後の展開について意見交換はしておりました。そんな中で前回に行った剣の講習会以降、剣に興味を示す門弟が多数出て来て、合気道と共に剣の修行を始めた者達の存在を知り、次なる講習の場を設ける事となり、今回の遠征と成りました。
志誠館居合道部の道場生のみならず、合気、空手の道場生の同席を許し、剣の啓蒙の為の講習会としました。特に今回は、平素居合刀(模擬刀)で行っている者達や他の者達に真剣を振って貰う事としました。五振り程持参した真剣を実際に振って貰いました。真剣の持つ本物の存在感を皆確りと感じてくれたようです。
志誠館を訪れる度に伝えている真の刀法を、流派を超えた日本伝の刀法を今回も確りと伝え、決して一流派の教えと称する妄想に逃げる事無き、真の修行を求めました。
二日間共に基本刀法の振り込みの後は、参加者全員に実際に巻藁(畳表)斬りに挑戦して貰いました。館長をはじめ、主だった者達も試し斬りの正しい行い方は、初めての指導だったようで、皆目を輝かせて取組んでおりました。
振りの正しい遣り方を伝えて、遣って見せ、実際に遣らせて見せ・・・巻藁に向かました。一人で行う振りでは、迷いもなく素直に振っておりましたが、実際に物に向かうと迷いや怯み、斬らねばと言う強迫観念に襲われ、試し斬りと称する者達に多々ある無茶振りの類・・・剣先の振り回しも出ないでは有りませんでしたが、概ね小生の手本にそった斬りを皆25名余りの者達が成功させておりました。
試し斬りは真の指導者の前でこそ行って良い物です。一人で行えると思って独り善がりに斬りまくっても外道に落ちるばかりです。正しい刀法を知り、剣技として振り、斬る・・・この事を今一度参加者には伝え、決して試し斬りが修行の主とは決して成り得ず、真の修行は基本稽古そして真の師を相手の形稽古に有る事を強く伝えました。
二日間の講習は、伝えるべき事を伝え、日々の修行に取り入れ、活かす事を厳命して終了としました。
次回の再会は、来年6月8日の第30回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会記念大会か・・・・出来ればその前に今一度訪れたい旨を伝え、講習の終わりとしました。