広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

三月の博多での稽古会

イメージ 1 二ヶ月ぶりに博多で稽古会を行いました。生憎の雨と春休み、卒業式、年度末、等が重なり広島からの移動には難儀しました。
会場は何時もの博多体育館ではなく西体育館となりました。今回で二度目の使用となると思いますが少し狭めですがかえってそれが稽古に良い環境となっています。
通常は五時までの稽古時間が多いのですが今回は七時まで時間が確保してあり充分な稽古時間となりました。其の為、基本稽古を通常より大目に行う事が出来ました。各人の良くなっている所、早急に改善する問題点、将来を見据えて地道に取組む所と夫々に指摘しましたが剣道では些細な事と思える事でも身に付けるのに数年を要する事はザラですので個々の弛まぬ精進を期待するのみです。(自分は出来ていると思う勘違いをした時点で上達はストップです。まだある、まだあると常に思っていて欲しいものです)
江頭さんは体を運ぶ時に体がぶれない様に出来る事、今はこの一点に集中した一人稽古が必要でしょう。この点に集中して行えば打ちも徐々に真っ直ぐ打てるようになると思います。森下君は正面打ちはかなり良くなってきました。今後は其の精度を高める事は勿論ですが、斜太刀の太刀筋を通すことにもそろそろ一人稽古で取組んで下さい。素振りは勿論やっているとは思いますがユッタリと体を正しく遣い刃筋を通す。焦らず体に正しい動きを染込ませて下さい。土井君は前回の泊まりこみの連続稽古で色々指摘していますので焦点をぼかさずにわき目を振らず取組んで貰えれば良いと思います。打ちの精度に妥協は禁物です。精密に遣う事を常に忘れずに!
その後森下君には中段の5~7本目を土居君には九箇(高揚勢)の小詰までを代授しました。少しでも稽古回数を増やし早く伝授の序次の表を伝え全員で繰返し稽古で練りあいたいと考えております。
江頭さんは広島柳生会の席次第一位の自覚をもっと持って下さい。
次回は四月一日の広島での稽古会となります。新年度も益々精進致しましょう。