広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

三月二回目の広島での稽古会

イメージ 1 春の様な陽気の中での稽古会となりました。久々に宮本さんとの二人稽古となりました。今回で宮本さんの稽古回数が33回目となります。10ヶ月あまりで良く熱心に稽古に通ってこられたものです。まったく感心いたします。ホームページを見て尋ねてこられて何処まで続くものかと最初はかなり心配したものですが今や広島柳生会にとりまして欠かせない人となりました。
今回は基本稽古は勿論充分に行いましたがその後は(九箇之太刀高揚勢)の代授に総ての時間を遣いました。これでついに伝授の序次の表の使太刀の遣い方が終了します。しかし広島柳生会ではこの表の使太刀をとことん練るつもりです。数年懸けてこれで基本刀法を練り上げます。したがって此処からは表の使太刀が満足できる段階まで進むまで次の形には進みません。昭和の剣聖故持田10段が(自分は基本を身に付けるのに50歳までかかった)との言とまでは行きませんが其の精神に準じたいと考えております。うわっすべりする事無く常に本物を求めて修行して行きたいと思います。
左太刀は基本稽古ですでに取入れておりましたのでかなり自然に遣えていた様です。しかしながら今までと様子の違う遣い方にかなり混乱していた様ですが、お客様扱いはもうしません。厳しく指導していきます。負けずに喰らい付いてきて下さい。