広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

宮島嚴島神社奉納古武道演武大会

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平成27年6月7日、宮島嚴島神社奉納古武道演武大会に参加致しました。亡き延春先生の命により平成8年から参加しております嚴島神社での演武は、当会に取りましては、一年の計で有り、次の年への新たなる一歩でも有ります。この日の為に師弟共々、当日頂いた神様の言葉を次の一年への糧として精進を重ねて参りました。そして今回も多くの同行の士をお迎えして、演武会を行う事が出来ました。
前回までと違うのは、今回は小生が大会実行委員長を務めた事で有りました。その為に当日までの膨大な準備、そして当日の大会運営と弟子達には演武だけに集中出来ぬ事を強いて仕舞ったのが、何とも心苦しい事で有りました。そんな中、大会関係者は元より神社関係者からも(先生の処の若い衆は、良く動かれますね)と云う有りがたいお言葉を頂き、心底うれしく思いました。演武自体も多少の礼法の揺らぎは有りましたが、各人が自身のその時その場の限りを尽くして、遣い切ってくれたと思います。師の位に有る者としては、由とします。
今回は実行委員長を受けるにあたり、(礼に始まり、礼に終わる)武道の原点に則っての運営を心掛けました。演武の場で有ります国宝祓殿の中は無論、神社に出向いて来る時からの服装におきましても出場案内の段階から嚴島神社に出向くに相応しい服装を要望致しました。この啓蒙は可也の成果をあげたと思います。しかし中にはそうで無い団体も有りましたが今後もこの啓蒙は続けて参ります。
今後も熟達者の演武会としてますます充実した大会にして行きたいと決意をあらたに致しました。