広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

4月最後の日曜日稽古会

平成28年4月24日、4月最後の日曜日稽古会を行いました。この日は、一か月の術科学校の訓練を終え、そしてこの度の九州の大地震に備えて艦船待機をしておりました斎藤君が久々に稽古に出向いて参りました。3月21日の江田島術科学校見学以来であります。日々の訓練で少しは逞しくなったのかと期待しておりましたが、相変わらずの茫洋さで有りました。そろそろ将来恐るべしとの気配位は見せて欲しい物で有ります。
鉄は熱い内に打てでありますので、先ずは基本打ち込みで手が上がらなくなる寸前まで、打込みを繰り返しました。丸で打込み台に打込む様な魂の無い独り善がりな打込みを繰り返しておりました。これではまるで無駄汗であります。少し言葉を添える事としました。打込み一つ取っても人間の未熟さを露呈している斎藤で有りました。無駄汗と思える中から真の汗を絞り出させて参ります。
三学を遣い合いながら近々御課題、将来の課題を認識させ理解を求めました。九箇は次の一手を伝授しました。竹刀は少しは振っている気配はありましたが、刀は全くでありました。平生の一人稽古の継続を求めました。
道場に通ってくる以上、先ずは独り善がりに終始している現状の本当の理解と如何すれば良いのかを自身で工夫するように求めました。師弟共々我慢の日々が続きそうで有ります。