広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

博多での今年最後の稽古会

イメージ 1 博多での今年最後の稽古会を行いました。日程の都合上いつもの博多体育館ではなく早良区体育館で行いました。通常より二時間早く博多に入り、駅の喫茶店で江頭、大坪、加藤の三氏と小一時間歓談の時間を持ちました。退院されたばかりの加藤氏の近況報告会の様なものでしたが、思いのほか元気な様子に皆安堵致しました。早期の稽古復帰を切に願っております。
今回は土居君が急な仕事、梅沢君が飲み事?の為不参加となりましたが新人の白川、末松の両君は元気一杯の参加となりました。二人とも新品の蟇肌竹刀、木刀を携えての初稽古となりました。
博多での今年最後の稽古会ですので何時もより念入りに基本稽古を行いました。兎に角少しづつ身体に染込ませるように地道に取組んで参ります。皆興味を持って基本に取組んでいますので今のままで心配ないでしょう。新人の両君には相懸け流し、返しも今回から行って貰いました。頭の中が可也混乱している様子が見て取れましたが繰返し遣っている内に其れはそれなりに形になってきました。日毎事に身に付いて行くであろう事が伺われました。江頭氏は一人稽古で出来る事、出来ない事の違いが良く割ったようです。打ち其の物は多々問題はありますが元立ちとして相懸けた時の手の内の感覚は良くなっています。之は一人稽古の産物です。しかしながら問題は勢法です。打太刀に対しての稽古不足から合対した時の呼吸、間合、遣り取りがチグハグなものと成っております。彼我一体の成りようがかなり後退しております。之では互いに良い汗は流し難いと思います。これが一人稽古のある種の限界です。(今の段階での)来年は何とか稽古会への参加を増やしてください。野原君は間合に尽きます。今後は竹刀の物打ちが兎に角打突部位にとどく様に打ち間と言う事に気を注ぐ事を第一に来年は取組んで見て下さい。大坪氏は来年は中段を中心に取組んでもらいます。そのガラッパチな良き正確で豪快な遣いっぷりを期待します。
兎にも角にも博多での今年の稽古会を終了することが出来ました。来年も共に真の上達を目指し精進致しましょう。真の武道を求めて!