広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

第16回日本古武道厳島神社奉納演武大会

イメージ 1 16回を数える宮島厳島神社での演武大会が開催されました。
柳生会としましては今回が10回目連続の出場となります。広島柳生会としましては実質初の取組みとなりました。
初参加の三人(関西柳生会を一人含む)は夫々に此処の課題を日頃指摘しておりますのでそれなりに真剣に取組んでもらった成果、意気込みが良く現れていたと思います。宮本さんは其の恵まれた体格を存分に生かし、竹刀を長く遣う事にかけては申し分のない遣いっぷりでした。今後の第一に取組む課題も充分に自覚出来たようです。しかしながら後足を生かすと言う事は言うは易く身に付けることは大変困難な事です。拙速に結果を期待せず弛まず精進下さい。又その様な時間の懸かる長い精進を要する件についての指摘を常日頃指導する対場の者をさしおき無神経に安易に指摘する者がいると言う事は剣道における指導稽古を遣り方をまったく知らない愚かな行為である。野原君はどうしても合撃が真っ直ぐに打ち込めない癖を常日頃指摘し取組んでもらっている成果がでてきました。勿論演武ですから打太刀は稽古と違い使太刀をいかに際立たせるかに腐心しますから迷い無く野原君が真っ直ぐ打ち込める様にやや斜にしかし鋭く激しく打込みました。彼はその期待に良く答えてくれたと思います。そのような事を何も知らず打太刀の打込む太刀が真っ直ぐでないなどと漏らす一知半解な柳生剣士はいないと信じてますが・・。土居君は小生の期待通りメリハリの利いた活気溢れる遣いっぷりであったと思います。後は自身できずいている大きく遣うべきところを急がず心技体とも大きく遣うと言う事を精進して貰えれば良いと思います。石川さんも此処数か月の小生の叱咤激励によく応えてくれたと思います。互いに身近の目標、将来の目標をしっかり自覚し精進いたしましょう。
遠来の柳生会剣士の皆様大変ご苦労様でした。