広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

広島での11月定例稽古会

イメージ 1 今回は19日20日と二日連続の稽古会としました。参加者は宮島演武を控えている会員での稽古会となりました。土居君は六段昇段試験に出向いていますので不参加となりましたが後は全員参加となりました。
一日目は香川の石川さんと呉の宮本さんで行う三学(高揚勢)を重点的に行いました。特に石川さんの打太刀には合撃での正しい打ち、使太刀を気持ちよく合撃させる体捌き、撥草の備え、袈裟きりに重点を置き厳しく指摘しました。之の様な稽古内容は今回で三度めとなります。今までは石川さんのキャリヤを考慮し曖昧なまま個人の自覚に任せてきましたがもはやこのまま看過できないと判断し、本人にもビデオを使い現状を厳しく自覚して貰い20数年の兵法への取組み方がいかにいい加減であったかを猛省して貰いました。今のままでは打太刀を行うことは無理であると指摘しましたし、このままでは使太刀にとっても大変な迷惑になることも稽古のなかで納得して貰いました。しかしながら本人の此処数回の真摯な稽古態度を評価し今後の期待も込め三学(高揚勢)の打太刀を努めて貰う事Tとしました。宮本さんは小生の要求する所に道場内外で真摯に取組んでいる事が良く実感できます。僅か半年で良く、精進され此処まで来られた感服します。いまの段階ではその勇壮な容姿のまま、のびのびと演武していただければ今回は充分であると思います。
今回も稽古の最初及び最後に基本稽古を繰返し行ったことは言うまでも有りません。