数日前にやっと梅雨入りしたばかりの中、六月定例稽古会を行いました。博多から三ヶ月ぶりに野原君が参加しました。梅雨入りしたとは言えこの日は爽やかささえ感じる天候の中での稽古会となりました。
しっかり基本稽古で汗を流してもらった後は三学(取り上げ)後雷刀、雷刀打中下段と遣い、いよいよ前回の土居くんに続き野原君への三学(下から)の代授を行いました。先に取組んでおります宮本さんに先ず遣ってもらいその後一本毎に説明し、取組んで貰いました。取り上げとは違う趣に多少の戸惑いは感じつつも新陰流表太刀の第一の太刀に真摯に取組んでおりました。ほぼ三年に及ぶ修行をへて今日に至りました。日本の宝と言ってよいこの太刀を大切に熟成して行って欲しいと切に願います。
宮本さんにとりましても若手の頑張りは良き刺激になったようでいつも以上に気合が入った良き稽古であったと思います。その後中段を繰返し遣い今回の稽古を終了しました。