三月最初の稽古会を行いました。博多から野原君が三ヶ月ぶりに出稽古に参りました。宮本さんが足の異常を訴え急遽不参加と成ったのは残念でしたが今後を考え休養していただきました。少し積めた稽古が身体に堪えたかもしれません。
久しぶりに野原君との二人稽古を堪能しました。重ねてきた基本稽古により正面打ちの呼吸を少しつづ掴んで来たようです。何本か良い打ちが出てきました。アオリも意識して取組んでいるようで少しづつ良くなってきております。薄紙を一枚一枚剥がす様な作業を根気良く重ねていくしか道はありません。今回は伝授の序次の表をすべて遣い、大転の後雷刀の後、雷刀打中下段を代授しました。下からはこの後とします。やはり少し離れている勢法はかなり曖昧になっていました。たとえ一本でも毎回遣うようにしないと元の木阿弥となってしまいそうです。やはりこの様なマンツーマンに近い稽古でしか道を求める作業は難しいとあらためてかんじました。何かと気ぜわしい時期となってきましたが、忙しさに負けず稽古時間を作り多くの会員の参加を期待しております。