令和二年10月12日、廣川君の月命日のお参りに小林君を伴って出向きました。彼岸のお参りの際の生花もやや色が落ちかけておりましたので、今回持参の生花を活け替えました。廣川君が旅立って45回目の月命日・・・後三か月で丸四年となります。
何時の様に般若心経を唱え、近況の報告をしました。話題は、無論昨日の小林君との稽古の様子でありました。小林君への叱咤激励が聞こえて参りました。(そろそろ先生から一本取ってみせなさい!)と・・・愛情一杯でありましたが、時に弟弟子には厳しい好美君でありましたから。
何よりも稽古大好き人間でありました廣川君の稽古への取り組みは、一門の中に脈々と受け継がれております。そんな彼女の一番の心配の後輩が小林君でありました。どうしてもスポーツ的感覚が抜けきれず、行より頭で理解仕様としすぎるその性癖は、何時も彼女が物足りなさを感じておりました。(たいして考える頭も持っている訳もなく・・・)・・・そこまで酷くは思ってなくても、それに近い物足りなさは感じておりました。もっと一途に剣を振り込むしかない・・・誰よりも毎日振り込んでいた好美君でありました。
尽きぬ思いを語り合い、暫しお墓からの海田の一望を楽しみ、墓前を後にしました。