令和二年9月20日、彼岸のお墓参りに出向きました。八日前にお供えした生花は、少し色は残っておりましたが可成りしおれておりましたので新しい物に活け替えました。ここ暫くの晴天であります。花も一週間が限度でありましょう。
三度目の秋のお彼岸のお参りであります。この日は、一人で参りました。廣川君の好きだったお菓子をお供えし、一人静かに般若心経を唱え、この一年の稽古の事、一門の様子、次から次と浮かんでくる事を何時までも語り合いました。いつも気かけていた弟弟子の二人が結婚した事が何とってもこの年の話題の一番でありました。二人とも披露宴がいまだ出来ずにおりますので、共に集い祝える日を心待ちにしている好美君でありました。世間を騒がしている騒動が一日も早く終息し、皆が集える日が待ち遠しい事であります。
お墓から望む街並みは、この日晴れ渡った空の下、いろいろな人の営みを包み込んで微笑んでいる様で有りました。