令和二年１２月２８日、この年最後の墓参りに出向きました。先に恐らくお母様でありましょう、花が供えられお参りの気配が残っておりました。持参の花を添え、前日野原君が納めの稽古の際に用意してくれたお菓子をお供えし、墓前での今年最後の般若心経を何度も唱えました。
今年一年の出来事が、次から次と身体の中を駆け巡って行きました。コロナで始まりコロナで・・・まだまだ終わりの見えない年の暮れであります。しかし、当会では一回として休む事無く稽古が継続できた事が先ずは幸いでありました。そして、規模を縮小したとは言え宮島嚴島神社の奉納演武が完遂できました事は喜びでありました。
日々の稽古では、廣川君の兄弟弟子達が着実な成長を見せ、彼女も皆と稽古を続けながらもニヤリとする事も多かったとおもいます。
無論、反省点も多々ある者達です。厳しく叱責した事も一度や二度ではありませんが、間違いを一過性の物とせずに毎回真に反省し、一歩ずつ真の上達への道を人として歩んで行ってくれると期待し、信じております。
まだまだ自分中心の未熟者達ですが、一廉の人物に剣の修行を通して成ってくれると信じ、師弟同行の稽古精進を新年も続けて参ります。
