広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

2月第二土日稽古会

令和五年2月11日、この日は小林君との直伝稽古の予定でありましたが、小林君家族の一員であります愛猫の緊急事態を受けて、急遽廣川君との稽古と成りました。小林家の愛猫は緊急入院をして何とか小康状態を保っているようですが、年齢が年齢だけに予断を許しません。少しでも穏やかな時間を過ごせる事を祈るばかりであります。

コロナ感染者数も三週間近く減少を全国的にみせており、弟子達の稽古参加も通常に戻る気配を感じながら、この土日は廣川君との直伝稽古に精をだしました。木刀、真剣での振り込みに勤しみました。剣の修業に木剣、竹刀が発明され、真剣を真に振れる様に成る為に、現在に至るまでに存在している現実から目を背ける事は矢張出来ません。

木剣でこそ出来る稽古が有り、それが真剣での振りに多大な有益が有る・・・竹刀も然り・・・この三位は一体と成っております。どれも欠かす事は出来ません。振り込み、打込み・・・真の剣技を求めて止まぬ稽古を続けます。

12日は、廣川君の月命日でありました。この日は、久しぶりに一人でのお参りと成りました。生憎と何時もお供えの生花を求める(かとう花店)がお休みでありました。何時も廣川君の好物の甘味を求める万屋にお供えの花が有る事を思い出し、よってみました。馴染みの店主が、何かを察したように黙って生花を四束差し出してくれました。お代は受け取って頂けませんでした。・・・感謝に堪えません。

墓前で何時もの様に般若心経を唱え、昨日の稽古と本日これからの稽古に思いを馳せて語り合いました。

日記