六月最後の稽古は日曜となりました。雨模様のまさに梅雨真っ盛りといった風情です。蒸暑い事この上なしです。
稽古開始前の入念な一人稽古の後、基本打込みにて各人この蒸暑さを振り払うべくしっかりと打込みました。基本稽古が終了するころには余りこの蒸暑さを気にする事もなくなりました。
しっかり汗を流した後、今回は抜刀を先に行いました。島田さんも愛刀を携え、初の真剣での稽古となりました。やはり制剛流の納刀は自身の振る刀の切先が怖い様でかなり顔が逃げ気味ではありましたが程無くその様な事もなくなるで有りましょう。藤中君はますます様に成ってきております。三崎君もいま暫くは模擬刀ではありますが、それを割り引いても一人稽古を良く行っている様子が伺われる遣いっぷりで有りました。細君もかなり納刀の感覚を身に付けつつあります。これも夫を出し抜いての一人稽古の賜物で有りましょう。
兵法は三学、八勢を入念に遣い合いました。各人夫々に少しづつ何処かでまだ迷う時はありますが着実に上達の道をあゆんでいます。細君は少し痛い思いもしましたが次回はそれも無くなる事でしょう。人と比べる必要は有りません。自身の向上あるのみです。
来週は稽古が一週空きます。各人夫々に充分な一人稽古に精進下さい。