広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

6月第三土日稽古会

平成28年6月18,19日 土日連続稽古会を行いました。二日連続参加のこのお二方は、二か月ぶりの再会であります。齋藤君が殊の外忙しく、中々稽古に出向いて来れなかった為でありますが、日本の国防に携わる者として之もまた致し方有りません。久々の道場の感触を心ゆくまで楽しんでおりました。永原君もここ最近は勤務調整でありましょうが、珍しく連続参加でありました。宮島嚴島神社に演武に向けて張り切っている様子でありました。二人とも明日も参加出来ると言う事ですのでこの日は少し短い時間に集中して行う事としました。
基本稽古では夫々の課題に即して言葉を添えました。永原君は順逆の太刀筋の乱れ、齋藤君は肩の怒りであります。何方も剣の根幹に関わる事ですので何度も正す事としました。
永原君の流しの際の足の縺れは今後の課題でありましょう。
抜刀においての雷刀が急に良くなっておりました。日々の一人稽古の賜物でありましょう。
眠そうな目付きに成った永原君を喚起してこの日は抜刀居合で稽古を締め括りました。
次の日は、柳井から関戸君が出向いて参りました。道場に入るやいなや、齋藤の阿保ボンに対する説教タイムに出くわし、気の置きように四苦八苦しておりました。後日、もっとキツイ一撃の事は想像も出来なかった事でありましょう。若いとは・・・馬鹿いと言う事かも知れませんが、どんな生き方をすればこの様な馬鹿者に成るのか・・・想像も出来ません。大変な若者を受け入れてしまいました。
関戸君の一人遣いを見ておりますと、踏込みに励んで来た事が伺われました。それならばと基本打込みにてそれ相応の対応をしましたが・・・踵を痛める羽目に成るとは・・・これもまた身に付く過程であります。確りと励んで貰います。
兵法も明らかに独り善がりの処が出て仕舞いました。之もまた課題を持って励んで来た故の作用でありますので過程として由としました。
そうこうしている内に廣川君が駆けつけて参りました。学校の業務と家族の世話と・・・毎日を必死に生きております。その中で打ち合う三学、燕飛・・小生にとりましても至福の時間でもあります。