広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

一月最後の稽古会

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平成28年1月31日、一月の稽古も最終日と成りました。この日が稽古初めと成ります二人と共にケジメの記念写真で有ります。嚴島神社への初詣の際のお祓いで頂いた記念のお守りを関戸君にはこの日に手渡しました。後は大阪の野原君に手渡すだけですが、とうとう一月が音沙汰無しで有りました。
永原君を交えて各人の立ち位置で先ずは一人遣いに精を出す若者たちで有りました。挨拶代わりの言葉を一言二言添えて一人遣いを見守りました。
座礼を行い、稽古初めの者達には、一年の始まりの言葉を送りました。その際には、今年の嚴島神社奉納演武大会が、世界文化遺産20周年記念を冠した大会に成る旨を伝えました。皆一様に感激の面持ちで有りました。尚に励んで稽古に精進してくれる物と信じております。
基本打込みで先ずは確りと汗を流しました。昨年来の一人稽古に思いを馳せて務める元立でありました。そこの処を確りと感じながら夫々に言葉を添えました。
兵法に入り、三学にて良い働きが出たのが永原君の斬釘の二の斬りであり、関戸君の懸口でありました。今までに無い大調子の鋭さであり、淀みの無い足法で有りました。今年一年の精進の励みに成る物で有りました。小林君の九箇村雲の冴えた打ちは、見取り稽古をする者達おも魅了する印象深い一本で有りました。小生も打太刀を務めながらも思わずニヤリとせずにはおけない見事な心地よい手応えで有りました。彼に取りましては、生涯忘れる事が出来ない感触と成った筈です。余りの心地良さに残心を忘れそうになったと後で感想を述べておりました。
皆夫々に神様からのご褒美を頂いた稽古でありました。
睡眠不足の永原君を少し先に上がらせて、時間の許す限り抜刀に勤しむ面々で有りました。制剛流の母刀を確りと遣い合いました。http://www.megaegg.ne.jp/~yagyu-hujie/