広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

8月第三日曜日稽古会


平成30年8月19日、お盆休み後の初稽古会を行いました。夫々の郷里でお墓参りを行ったり、地元で法要を催したりと夫々の御勤めをし、皆が出向いて参りました。齋藤君は、出港先々の土産を皆に手渡しておりました。無論、廣川君への土産もであります。13日にお墓と御自宅へのお参りは行っておりますので来月の月命日にお供え致します。
前回の稽古から少し稽古が不足しておりますので、皆夫々に道場での一人遣いに精を出しておりました。見守りながらも外せない処を一言添えて正しておきました。
静かに呼吸を一つとして座礼を行い、基本の打込みへと移行しました。基本稽古(打込み)は、初学の時のみに行えば良い訳では決してありません。基本稽古は、生涯をかけて行い続ける物で有ります。魂を磨き合う如く遣い合いました。
夫々の求めるべき物を阿吽の呼吸にて磨き合いました。誰よりも稽古回数の少ない齋藤君の打ちが良く成っている事に少しの驚きと嬉しさを感じました。
元立の繰り出す動きの無い、一種の攻めに困惑気味の関戸君でありました。攻めは、彼我との関係においては、無限で有り変転極まりなきもので有ります。理解しようとする事など無理であり、意味無き事であります。只々、其の攻めを味わい尽くせば良いのです。
皆の基本稽古が、終了した頃永原君が、所用を終えて駆けつけて参りました。少し短めながら基本稽古を行いました。
兵法に入り、本伝の太刀を・・・何度遣い合っても尽きぬ興味と面白味を共有しながら・・・打ち合い、遣い合いました。毎回、共有し出現する手応えと課題に師弟共々真摯に向き合い、味わいました。
最後に抜刀の一手を伝授し、次回までの一人遣いにて工夫する事を命じました。
道場の稽古を終えて向かう先は・・・此処の処の恒例の二次稽古の場で有りました。