広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

六月第四土日稽古会

平成28年6月25、26日 第四土日稽古会を行いました。土曜日にはこの日にしか参加できない若者二人が先週同様に出向いて参りました。二日程前からこの天候不順の為でありましょうか、少し熱が出ておりました。長崎東高剣道部では風邪は稽古をすれば治ると休む事は許されませんでした。従いましてこの日も風邪を吹き飛ばす如くに稽古を行いました。
それもありまして今回の基本稽古は、より緊張感を伴う木刀による打込みを行いました。竹刀とは明らかに違う激しい手応えに皆最初は戸惑っておりました。永原君などは竹刀では時に無茶振りに成る事がありますので、良い意味での加減を知るには良き時間であったと思います。少しでも集中が疎かになれば、彼我共に怪我をしてしまいますので良き緊張感の中の一時でありました。
さてさて早い物で来週はいよいよ宮島嚴島神社奉納演武であります。全員での通し稽古は前日の土曜日に行いますが、永原君との最後の直伝稽古で九箇を今少し精度を高める如く遣い合いました。
次の日の日曜稽古会には、廣川君が演武前最後の直伝稽古を求めて激務の合間を縫って駆けつけて参りました。
何があっても三学は外せませんので先ずは三学を遣い合いました。この処ユガケは着けなく成りました。それだけ充実してきたと言う事でありましょう。良き合撃の音を発しておりました。演武で遣います燕飛はますますの理解を深めるように一点に絞って確認をしておりました。後は作為無く無心で夢中に遣い合うのみであります。