広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

7月第三土曜日稽古会・・・ヤフーブログよりの移行完了!

f:id:heike10:20190802103317j:plain

令和元年7月20日(土曜日)、7月第三土曜日稽古会を行いました。稽古会は6月2日以降も無論、行っておりましたがヤフーブログ終了に伴う作業の為に稽古風景のアップを控えておりましたが、移行が無事に完了しましたので晴れて再開で有ります。

この日は、柳井から関戸君、岩国から永原君、呉から齋藤君そして小林君と夫々が万障繰り合わせて出向いて参りました。道場に入るやいなや挨拶を済ませて夢中になって一人遣いに勤しんでおりました。夫々の日々の一人稽古に想いを馳せながら見守り、必要に応じて一つだけ各人に言葉を添えました。

一人稽古は大切ですが、時として迷路に迷い込むことがあります。其れをこの場で正す…大切な一時であります。

座礼を行い、夫々が正面の廣川君に挨拶を行い、基本打込み(木刀にての)を行いました。少しづつ要領を心得て来ていて、夫々が打込む勢いが増してきておりました。しかし慣れる事で雑にならぬ様に一本一本に心込める事を求めました。少し手打ち、手仕事に成りかけている関戸君の所作を正しました。永原君の順も未だ課題を含んでおります。夫々が正しく自覚し、求めて行くように他人事と捉えずに傍観者と成る事無く精進する事を厳命致しました。

この日は、蟇肌竹刀での打込みは行わず、木刀だけとしましたが、無論蟇肌竹刀でも行います。竹刀を取って対峙し、攻めを存分に味わって貰います。先ずは、木刀を打ち合わせる手の内の感触を確りと味わって貰います。どの様に激しく打ち合っても痺れぬ手の内を求めて・・・。

その後、本伝の太刀を皆で遣い合いました。新陰流の稽古の根幹に成る勢法でありますので心を込めて、気を張り、誠実に遣う事を求めました。今日只今のこの一瞬、一瞬を共有し、感じ合いました。何本打っても一本として同じ物がない・・・有り難い事であります。何本打っても、何時打っても・・・楽しい!

早く激しく遣いう合う試合勢法も又一興ではあります。地稽古の精神で単なる約束事に成らぬ様に・・・間斬りの精神も伝えながら・・・蒸しかえるような道場で、堪能致しました。

最後に心を鎮めるようにしかし、気は確りと張り、燃やし・・・制剛流抜刀術を真剣にて抜き合いました。