広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

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令和元年11月12日、廣川君34回目の月命日お参り。

令和元年11月12日、廣川君の34回目月命日のお墓参りに出向きました。先月の月命日にお供えした生花も枯れてはいましたが、僅かに緑が残っており、秋真っ盛りから冬へ向かう気配が漂っておりました。季節は確実に移り行く・・・あと二か月もすれば、彼女が旅立って丸三年がきます・・・。

枯れた生花を新しい物に変え、お菓子と飲物をお供えし、お線香をあげ、何時もの様に般若心経を唱えました。

此の一か月の稽古の様子を何時もの様に語り合いました。10日の永原君との直伝稽古は、住吉大社演武前最後の稽古でも有りましたので、特にその内容に話が弾みました。それからいよいよ始まった防具を着けての地稽古も廣川君が生前特に希望しておりました。しかし、平成24年に発症した病の為に遂にそれも叶わず、自身が稽古出来なかった事を遂に兄弟弟子達が行い始めた・・・喜々として満面のあの笑顔で語り掛けるその姿は、一門に対する慈愛に満ちた物でありました。

演武前日には、姫路の武道具店に立ち寄り、弟子達の防具を決めて来ようと思います。廣川君様の物も一点選んで、ご自宅に届けようと思っております。

日記