令和元年11月10日、11月第二日曜日稽古会を行いました。次の週末は、団地内の公民館祭りの為に稽古は休みとしますので、住吉武道館演武前最後の稽古会と成りました。演武に出向く永原君との直伝稽古と成りました。
当会に取りましては、無論宮島嚴島神社の奉納演武が、最も大切にしている演武で有ります。しかしながら年に数度案内のあります交流先の演武会も大切な修業の一環として参加させて頂いております。住吉武道館での演武は、初参加と成ります。初めての場にて行う演武に気を高揚させながらの稽古会でありました。
ここ数か月、足裏の痛みに苛まれていた永原君も次第に回復して行く痛みに気を良くしたかの如く強い踏込みの感触を心地よさそうに楽しんでおりました。無論、現在道場内に敷き詰められた畳がその意を強くしいる事は否めません。
座礼を行い、木刀にての基本打込みを集中して行いました。確実に良き捌きに成りつつある摺足の畳の上を移動する足捌きの音が心地よい音を奏でておりました。
本伝の太刀、試合勢法を気一杯で遣い合いました。立ち位置の移動に迷いの気配を示していましたが・・・少し分を弁えぬ独り善がりの行動が又しても出て来たのかと・・・少し・・・。
働自体は、確実に良く成って来ております。この様な時は若者はすぐに頭に乗りますので油断大敵です。緩まぬ様に気を引き締めて対応して行きます。
常に謙虚に真の上達を求めて精進有るのみです。些少の満足に胡坐をかき、留まる暇は有りません。
最後に真剣にて時間の許すまで抜き合いました。これにて次は、住吉武道館演武前日に集合して今回も車にて大阪まで出向きます。稽古以外での時間を弟子と共有する事も又、修業の一環です。毎回、未熟者の弟子の呆れる行状を目にする事に成りますが…それも又師弟同行の精進であります。