広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

3月、コロナウィルス問題で道場使用禁止の中…訃報。

f:id:heike10:20051112132711j:plain

ありし日の大坪さんと

令和二年3月10日。3月1日より平生の道場が使用できなくなり、暫く稽古休みとしていた中、九州より悲しい知らせが入りました。この15日に野原君と共にお見舞いに行くようにしておりました福岡の大坪氏(左から二人目)が、逝去された報が奥様より入りました。

大坪さんは、平成16年4月より当会に入門されて、剛柔流空手と共に兵法の修業に励まれておりました。月に一回は広島への出稽古に赴き、小生が月一回出向く博多稽古会にも欠かさず参加されておりました。そんな大坪さんでしたが、最初の癌の発症、手術から度重なる再発、手術の繰り返しの昨今で有りました。その困難な状況にもめげる事無く気迫充分に戦い抜き、昨年の25回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会へも元気な姿を見せて一門の演武を(早く自分んもこの場に立ちたい)との思いを込めて見学されておりました。

大坪さんの稽古復帰を心待ちにしておりました一門で有りましたが、ここ数か月で容体が急変し、前記しました様に野原君とのお見舞いを計画しておりました矢先の訃報で有ります。

大坪さんとの稽古の日々、演武の事・・・走馬灯の様に16年に及ぶ日々が、思い出されます。本日11日より九州に赴き最後のお別れをしてまいります。

その後の事は、先に行って待っている廣川君に任せます。

                      合掌!

日記