広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

前日稽古会


平成30年6月2日明日の宮島嚴島神社奉納古武道演武大会をひかえて、前日稽古会を行いました。この三か月余は、大会準備に忙殺された日々で有りました。門弟達も一人前の社会人として日々の職務に邁進しながら明日の奉納演武を意識し、精進を重ね参りました。職務の都合上、今回は三名の門弟達が参加できませんが、それもまた致し方の無い事であります。本人たちが、最も残念でありましょう。
明日の本番を前に、礼法の確認から本番さながらの遣い合いを行いました。
此の一年の修業の成果を神様に奉納し、お言葉を頂く、当会の正念相続の確認の場であります。夫々の思いを胸に、前日稽古に勤しみました。
道場の正面に供えられた廣川君も無論皆の中に加わり、喜々として竹刀を木刀を振り遣っておりました。
彼女がいれば、先ずは彼女が遣っておりましたでしょう燕飛は、今回はご両親の前で永原君に使って貰う事と致しました。姉弟子の叱咤激励を受けながら必死に喰らい付いて来る永原君でありました。
ここ数年、野原君の専門に成っております中段も今回こそは、見事に遣い切ろうと前日稽古に熱を入れて臨んでいた野原君でありました。
夫々の想いを抱き、廣川君と共に稽古を終えて宮島入りする我ら一門で有りました。