広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

4月平日稽古会・・・廣川君の墓参

平成30年4月25日、この日は大阪から野原君が出向いて参りました。彼の出稽古も今年で15年目に入ります。継続こそ力・・・彼を観ておりますとつくづく其れを感じます。毎回、誰よりも厳しい態度で臨まれ、その都度挫けそうに成った事も度々で有りましたでしょうが、めげずに毎月稽古に出向いて参ります。その成果は、誰の眼にも明らかであります。益々の上達を期待してこの日も大竹の武道場で直伝稽古に勤しみました。無論、廣川君も参加しておりました。
稽古を終了しまして、一門の中では彼が初めてで有りますが、廣川君が遂に埋葬されましたお墓に墓参に出向きました。
一周忌も滞りなく終了し、その数か月後にお母さまも遂に決心され、納骨の儀と相成りました。30年前にお父様が建立されました廣川家のお墓は、海田の街を一望出来る見晴らしの良い場所では有りますが、お参りするには少々難儀する傾斜の強い山の中腹にあります。その為にお母さまもお参りのし易い納骨堂へともお考えで有りましたが、一人では寂しかろうとの想いに至られ、好美君の大好きだったお爺様、御婆様と一緒にとのお考えに至りました。

今、廣川君は、見晴らしの良いこの地を安住の地とし、病との苦しい戦いから解放され、大好きなお爺様御婆様に囲まれて静かな時を過ごしております。

稽古の有る時には稽古に赴き、一門の行事にはこれまで同様に一門の世話を何彼となく行い、遠征にも同行し、宮島嚴島神社奉納古武道演武大会には、一輪の花として出場し、八面六臂の活躍を変わる事無く行ってくれますでしょう。

今回は、二人だけの墓参で有りましたが、早い時期に一門全員で参りたいと考えております。無論、小生は毎日の様にまいります。   合掌!