広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

8月・・・お盆明け、自粛期間

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平安神宮・・・9年前

令和三年8月26日、お盆休みが明けてもこの日までは、実質の自粛期間状態であります。コロナの感染状況は、関東、関西圏のみならず全国的に爆発状態であります。明日より広島も遅ればせながら緊急事態宣言が発令されます。ワクチン接種が少しずつ進んでいますが、変異株の脅威がそれを凌駕しているという事でありましょう。

私は無論、門弟達も接種の完了した者もありますが、それ以外の者達はPCR検査や抗体検査をしながら日常を少しでも取り戻しながら過ごしております。

自身の出来る対策を行い、WITHコロナの日常を模索して行くしか現状はやり様が有りませんでしょう。稽古も対策をしながら粛々と今週末から行います。

この月は、掲載しました写真(9年前の京都大会に参加の折の平安神宮参拝)の年に小林君が体験稽古の為に道場を訪ねてきた月であります。そのまま入門し、丸9年そして10年目を迎えました。思えば、永き月日で有ります。武道の事は右も左も判らぬ未熟な若者が、数多くのカルチャショックを受けながら、時には罵声を浴び、時には涙を流しながら何かを求めながら剣の修行に喰らい付いてきた月日で有ります。その間、常に身近に接し彼や他の一門に優しい愛情を惜しみなく注ぎ、何彼となく世話をやいてくれた廣川君の存在無くしては、今の彼は到底存在しませんでしょう。無論、他の一門も然り。その好美君が一人静かに旅立って4年と7カ月・・・お盆のお墓参りで改めてこれまでの月日の事を語り合い、之からの彼、彼らの事を相談しました。
節目の月日を迎えた小林君は無論、他の一門もますます稽古に精進し、奮闘してくれる事を願っております。それを廣川君が何よりも望んでおります。常に見守っています。あの笑顔を持って・・・・・。

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