広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

2月第三土曜日

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平成29年2月19日・・・廣川君喪明けの稽古初の日

令和四年2月19日、五年前のこの日は、廣川君が四年三か月に及ぶ病との戦いを終えて一人静かに旅たち、一門で一か月余りの喪に服し、新年の稽古初めを行ったその日であります。

道場正面に廣川君の写真(宮島嚴島神社奉納演武での雄姿)とこの年の稽古初めの為に病で苦しむ中、用意してくれていた鏡餅、皆の形見と成りました愛刀(兼次)、愛用の蟇肌竹刀をお供えして一門総出の稽古初めをおこないました。

今際のきわに託された鏡餅と写真は、その日から毎回道場の正面に飾られております。一門にとりまして平生の道場は今でも廣川君の気配に満ち満ちて、今でも共に稽古に励むばかりであります。

そんなこの日で有りましたので、その時を懐かしみながらの稽古会をするつもりで有りましたが・・・三回目のワクチン接種と重なって仕舞い・・・止むを得ず、稽古は休みとしました。

稽古の再開は来週からとなります。広島は宣言延長で来月6日まで公共施設が使用できませんので、何時もの社で行う予定であります。

正伝柳生新陰流 広島柳生会