広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

11月第一日曜日稽古会・・・段位証授与

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11月7日段位証 授与

令和三年11月7日、11月第一日曜日稽古会を行いました。この日は、大阪から野原君が出向いて参りました。手渡す事を願っていた居合道五段の証書を皆より二か月遅れで手渡す事が出来ました。これで三道の段位を伝授する事が出来ました。入門して18年目と成ります。良くぞ此処まで修行を続けてくれたと、感慨深い物があります。廣川君と共に記念写真に納まり・・・傍の廣川君が我が事の様に喜ぶ気配が道場に満ち満ちておりました。

授与式を終えて、稽古へと移りました。基本打込では、体の出を正しく大きく行う事を求めました。先ず体の運び有っての剣です。人相手に遣う剣において正しい、大きな体の運びが出来ねば、物の役には立ちません。先ずは、大きくそれから速くです。間に合う速さを身に付けねば人相手に一本は取れません。そこの処を基本打込で何度も繰り返しました。足腰刀の連動を求めて何度も道場の端から端までを遣って繰り返しました。

兵法では、気が先走って、歩み掛けが、早くなっておりました。気は早く・・・体は静かに・・・そこの処の理解を求めて、正しました。

制剛流抜刀では、母刀を繰り返し抜き、振って貰いました。時として手が先行する場面があり・・・正しました。飽くまで足腰刀であります。竹刀、木刀、刀・・・すべて同じであります。別物に成っては修行の意味が有りません。その後四方八方の基本刀法を時間の許すまで振り抜いて貰いました。汗びっしょりと成っておりました。

稽古の締めは、防具を着けての基本打込と地稽古であります。基本打込では、大きく・・・地稽古では鋭く・・・その遣い分けを求めました。地稽古では、摺り揚げられ、落とされ、合撃を喰らい・・・形稽古の様に打たれる自分を叱咤激励しながら、打込んで来ておりました。何れ実を結ぶ打込みで有ると感じました。

いよいよ来月は年末・・・早い物ですが、一年の計の稽古に出向いて来る事を約束して、本日の稽古を終了致しました。

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