令和四年6月26日、昨日に引き続き第四日曜日稽古会を行いました。昨日の雨は上がりますます暑い一日でありました。6月とはとても思えない猛暑でありました。
そんな中、7月の初めには海上勤務が始まる齋藤君が時間を惜しむ様に一人遣いに精を出しておりました。顔から滴る汗を懐の手拭いで拭きながら木刀を振り込んでおりました。
坐礼の際に船に持ち込んで稽古出来るように居合刀を授けました。流石に真剣は持ち込めなくとも居合刀(模擬刀)なら可能であろうと思っての心尽くしであります。
木刀による基本打込では打ち抜ける際の身体の運びに心砕かせました。先ずは真っ直ぐに身体を運ぶ・・・これが出来ねば剣は始まりません。
兵法では本伝の太刀を遣い合い、大会を経験した事に依る確かな弟子の上達、心境の向上を感じた師の位でありました。
この日は船での一人稽古の為に制剛流抜刀の立合の技を追加で伝授しました。これで船上での一人稽古にますます励める事でありましょう。