広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

12月最初の日曜日稽古会

令和五年12月3日、12月最初の日曜日稽古会を行いました。11月は中盤以降、地域行事の為に稽古を休みとしておりましたが、12月に成りまして少し落ち着いて参りました。この日はこれ又久しぶりに顔を合わせる事と成った永原君と小林君が出向いて参りました。

早すぎ行く令和五年の反省を胸に出向いて参りました。我が子も一歳を超え、新居も構え、仕事においても指導的立場に立ちつつある彼らであります。最早一人前であらねばならぬ立ち位置に達し・・・それでもまだまだ間違いを犯し、未熟な自身を振り返らざるを得ない現状を確りと認識し、前に進む彼らであります。

一振り一振りに自身への間斬りを行い、少しずつでも自身を高めて行く事を願うばかりであります。常に至らぬ自身を斬り捨てて行くしか方法はありません。強い自覚を持って自身の至らなさに向き合って行くしか方法はありません。如何なる言い訳も受け付けません。成らぬ事は成らぬのであります。

坐礼において自身に取って聞きたくは無いであろう人格に付いての捨て置けぬ点を今一度指摘し、自覚を求めました。此の欠落事項は強い自覚でしか克服できぬ事であります。発達障害かと疑われる事の無き様に厳命しました。

この様な事も所詮は修行の不足・・・基本の曖昧さであります。剣を正して行けば心も正されます。根幹の稽古を行いました。最も大切な正面打ち・・・何処までも正しさを求めて、正して行きました。

基本打込、兵法、剣道形、真剣での抜刀、ぼうぐを着けての地稽古・・・全てを一つとして遣い合いました。打ちも強くなりつつ有りますが、地稽古と成るとまだまだ逃げ打ちと成っておりました。基本稽古を活かす事を命じました。基本稽古と兵法及び地稽古が別物と成らぬ様に、無意識な遣い分けなど絶対にせぬ様に・・・これがひいては道場内外での言動に違いが出る要因と成ります。断じて遣い分けなどせぬ様に厳命して遣わせました。

道場外の不始末は所詮は稽古不足です。一回でも多く出向いて来る事を厳命しました。

日記