広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

広島での八月定例稽古会


八月定例稽古会を五月が丘の道場にて行いました。


博多から江頭、大坪、加藤氏の三人衆、呉から毎回参加の宮本さんの参加を得ました。稽古は広島柳生会で重点的に行っております基本稽古から行いました。会員も最近この稽古の重要性に気が付いて頂けたようで皆熱心に取組んでいました。回を重ねる度にすこしづつですが手応えが感じられます。先が楽しみになってきました。鮮やかな返し、流しの会得を夢見ながら弛まず続けて行きたいと思います。今回は八勢は行わず三学の後は中段を行いました。江頭さんは十四本目まで総て遣い、他の三人は四本目までのお浚いの後五本目、六本目を伝授しました。その後江頭さんには九箇を遣ってもらいました。本人も様子の違う太刀に多々四苦八苦していますがせいぜい悩んで自得して下さい。苦の後にはえもいわれぬ喜びが待っています。加藤氏、大坪氏もかなり自身の課題が自覚出来てきましたので稽古を重ねる毎に自得出来ていくことでしょう。宮本さんは今まで悩んでいた事が氷解する感覚を今回の稽古で感じたのではないでしょうか!流石に毎回参加の成果がでてきております。今回の稽古会は広島柳生会が発足して一番良い雰囲気で稽古が行えたと思いました。江頭さんの御尽力に感謝いたします。この雰囲気がますます良きものとなれば柳生先生の望まれている他の模範となる会になる日も遠くないと感じた一日でした。