広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

六月四度目の広島での稽古会

イメージ 1 先週は当日に宮本さんが一人稽古の遣りすぎにより又しても左足の違和感が回復しない為大事をとり小生の一人稽古としましたが、今回は宮本さんは勿論、博多から野原君も参加しました。
梅雨の中の真夏日での稽古会となりました。今年の梅雨は降ればどしゃ降り、晴れれば真夏日とおかしな天気が続きます。
まずは基本稽古です。元立ち一人に二人が交互に懸かって貰いましたが懸かる方にとりましてはつかの間ではありますが一息入れる間があり返って集中した打込みが出来たのではないでしょうか!一時間半余りの基本稽古でしたが元立ちにとりましても休み無く二人を交互に相手をするのは良き稽古となりました。三人ともこの稽古だけで充分過ぎるほどの汗を流す事ができました。何時ものことですが稽古で流す汗は最高です。野原君は日頃の一人稽古が徐々に成果と表れてきています。宮本さんも打ちが良くなってきていると感心しきりでした。今後の課題は、踏込み足に尽きます。かれも其の点は重々承知の事ですから今後が楽しみです。宮本さんの今日感じた課題は逆勢の太刀がやや伸びにかける点です。もう一度体の遣い方を見直して下さい。
その後、一息いれ兵法へと移りました。先ずは三学です。野原君が宮本さんの様な二の切りが出来るには今暫くの時間を要します。宮本さんは今回も左転の打ちが今一つでした。之は三学の中でも至難の打ちですのでめげずに挑戦して下さい。次に八勢、中段、九箇と遣いました。九箇は両人とも悪戦苦闘ですが少しづつ物にして参りましょう。五時間弱の稽古会でしたが時間のたつのが早く感じられた良い稽古会であったと思います。
七月は23日(第四日曜日)が講道ですので第参週の土曜日よりは其の日に必ず参加下さい。勿論両日ともの参加は大歓迎です。特に最近稽古不足の会員は何時までも参加できない理由ばかり探さずに参加できる算段をして下さい。