広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

広島での十月二度目の稽古会

先週に引き続き広島での稽古会を行いました。JRの人身事故で30分遅れのスタートとなりましたが心配したほどの支障はおきませんでした。
基本稽古に続き三学を三本続けて遣いました。之だけで宮本さんの全身から汗が噴出し呼吸もかなり荒い息遣いとなりました。しかしながら三学で之だけ呼吸法にその意識を集中しこれだけ練った形を打てる様に成った事にまったく感心します。柳生会の中で20~30年修行している会員の中にもこれだけ気を込めて三学を打てる人はいません。やはりこれまでの宮本さんの人生経験に思いをはせずにはいられません。普通の人はこうは行きません。反省点は三学は待の剣ではありますが気は常に先に懸かってなくてはなりません。其の点を今一度再認識してもらいました。それと右旋左転においての右隅への展開にも一考を即しました。その後九箇、後雷刀、中段を遣いました。順勢中段の位がいま少し刀中蔵となる様指摘しました。転身の納まりを繰返し遣い何かを掴んだようです。しっかり一人稽古で精進下さい。次回は定例稽古会です。各人万障繰り合わせ参加下さい。