広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

五月博多での稽古会

昨日の激しい雨もすっかりあがり清清しい緑が正直に心に沁み込む心地よい稽古となりました。広島柳生会にとりましては後顧の憂いなく心を一つにした真の同志による稽古会の再一歩となりました。
今回は何時もより一時間遅い2時からの開始となりましたので途中一息入れる事なくほぼ三時間、元立ちにとりましては立ち切りとなりました。
基本稽古におきましては末松君にも今回から皆と同じく総て遣って貰いました。左右を同じく遣う事の新鮮な感覚を味わってもらえたのではないかと感じております。
勢法に入り三学を全員で遣いました。土居君の二の切りが良くなってきたと感じたのは小生だけではなかったようです。野原君もその変化に目を瞠っていました。かれの合撃も稽古の度に良くなってきております。ただ伺い見るような目付けは正す急務でしょう。大坪氏は相懸けのコツを少しずつ掴んできております。後は稽古回数を増やすのみです。それと常に蟇肌竹刀の状態に気を配っていて貰いたいものです。これは刀です。刃こぼれにきずかない様では侍としては失格です。その後、末松君には八勢、大坪氏には中段、他の二人には雷刀打中下段を重点的に使ってもらいました。
稽古後は久しぶりに食事を共にし楽しい時間を共有しました。