広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

2月最初の広島での稽古会

2月最初の稽古会を広島にて行いました。もうすぐ立春とは言え寒さはますます本格化してくる様です。まだまだ寒稽古が続きます。


先ずは真剣としっかり心行くまで語り合いました。40分近くの間に納得行く太刀筋が何本あったでしょうか・・・刀が納得してくれた太刀筋はほんの数本しかなかったのではないでしょうか。振れば振るほど果てしない物を感じます。


常に相手を想定し単なる所作事にならないように、形を打つ其の儘に気剣体を一致させる。中々に難しい。ゆえに面白い。


基本稽古は・・・ある意味広島での稽古の真髄は此処にある。ただ黙々と精魂尽きるまで遣い合う。その繰返しの打込みの中に互いの納得行く手応えを求めて響きあう。ある種、至福の時間である。


勢法の中での今回きずいた事は打ちとめ・・・之が少々物足りないと感じました。気を含めすべてが少々遅れ気味でありました。常に先を心がけるべきでしょう。


位攻めの工夫も今一つ必要でしょう。先ずは形を正す。後は呼吸法も含め気、之に尽きます。


真の武道を求めますます精進致しましょう。来週は先ずは博多の稽古からです。