広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

新年稽古会二日目

昨晩に引続き三日連続の新年稽古会の二日目を行いました。初参加の会員への新年の挨拶をし稽古を始めましたが、昨日の予想通り昨晩から雪が降り始め、今朝方は会員の道場への道中を心配しました。場合によっては帰宅の件を考え少々早めの稽古終了も考えておりましたが、稽古開始後程なく薄っすらと晴間が覗き雪の心配も無くなり思う存分の稽古を行う事が出来ました。


寒さを吹き飛ばす為にも(年末から正月休みにかけての体の弛みを取り去る為にも)基本稽古は特に念入りに行いました。昨年来の基本刀法の課題を各人心身にしっかり思いだして貰う様に繰返し繰返し課題の部分を特に遣い合いました。これで確り心身が温まり真の稽古の体勢が整った様でありました。


兵法は三学、八勢、中段(夫々の伝承済みまで)の遣い始めを心行くまで楽しみました。元立ちも少々気合が入りすぎたのか心ならずもヒギリを施してしまい新春早々指の皮が破れてしまい指から血を滲ませながら恨めしそうに(否爽やかそうに・・・)視線を送る会員もおりました。兎にも角にもこれで少々弛んだ心身にも気が入って来た様であります。


抜刀の基本刀法を入念に行い本日の稽古を終了し、早々に新春うどん会の場に全員で馳せ参じ暖を取りながら剣談に花を咲かせました。明日は三日稽古の最終日です。