広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

2月広島での定例稽古会

2月広島での定例稽古会を行いました。新潟から野原君が予定通り出稽古に出向いて参りました。前日からの天気予報では東日本の空の荒れ模様を伝えておりましたので少々心配しておりましたが、大阪までの空の便は予定通り運行した様で有りました。しかしながら大阪で新幹線に乗り換える時点で人身事故による運行ストップと言うハプニングに遭遇し、それでも一時間余りの遅れで道場に到着しました。


まずは基本稽古にて旅の疲れを洗い流すべく、しっかりと汗を流して貰いました。久々の全体稽古という事でもあり後輩達の前と言う事もあり、その打ちは少々力みの有る物でありました。その力みを取り去るべく返し流しをへばるまで遣って貰いました。急な長期出張で新潟へ出向き三ヶ月、その間一人稽古に励んできた成果及び問題点を皆のまえで総て曝け出して貰いました。課題の一つは太刀行きの縮みでありましょう。振り切ることなく縮めて止めてしまっています。これは一人善がり稽古と言わざるを得ません。しっかり延びやかな太刀遣いを要求しました。


その後今回の重点項目であります三学、八勢の打太刀に取組んで貰いました。まずは充分に使太刀を遣ってもらったのは当然です。好美君島田さんに交互に懸かって貰いしっかりとその手順を覚えて貰いました。合撃には四苦八苦で有りましたがこれは致し方有りません。間合いの取り方と共に今後弛まず精進して貰います。暫くは使太刀にも我慢を強いる事になりますがこれもまた共に精進して貰います。時間一杯を遣い何とか手順は覚えて貰えた様です。一度覚えた事は忘れる事なく新潟にて一人稽古に励んで貰います。来月20日にも参加予定ですのでその一人稽古の成果を確り披露してもらいます。