広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

五月ゴールデンウイーク合宿最終日

五月ゴールデンウイーク最終日の稽古会を行いました。当初の計画では明日までの四日連続としておりましたが拠所無い事情が発生し本日を終了日としました。昨日の土居君に続き本日は新潟から野原君がETCの恩恵をうけながら20時間近もかけながら馳せ参じて参りました。大渋滞で大変な思いをしたようです。


野原君が少々遅れる事が判っておりましたので、彼が到着するまでに他の者には何時もの稽古を行って貰い彼の到着を待ちました。丁度二度目の一息を入れるときに彼も無事到着しお茶で一息入れてもらい、今取組んで貰っている打太刀を中心に遣って貰いました。終了まで休み無く皆を相手に兵法のみを集中的に行い、彼が課題と気が付いた処を特に留意し心身とも納得行くまで遣って貰いました。勿論直ぐに表現できるものでもありませんが何が足りないのかどうの様に遣うべきであるのかは理解しつつあるようでした。打太刀としての合撃、間合の取り方、拍子のとり方、遣れば遣るほどその難しさが判ってきますので途方にくれる事も多々有りましょうが、それだけに面白さもまた尽きぬ物があります。皆に生かされながら途切れぬ修行を願うばかりです。


昨日よりは早めに稽古を終了し合宿の打ち上げを拙宅にて執り行いました。無礼講で皆車ですのでアルコールは無しではありましたが料理と合宿の稽古に日頃の一人稽古の様子に花を咲かせ賑やかな楽しい一時を共に過ごしました。