広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

10月第三週土曜稽古会

10月も半ばを過ぎ、山々には紅葉も見え始めました。二度めの土曜稽古会を行いました。今回は図らずも各人の参加時間がまちまちでしたので、一人目の稽古が終了して退場した後に二人目が到着すると言う状況になりました。他の者の稽古を見れなくとも武道本来の稽古が出来たとも言えます。各人に現在只今最も必要な点を重点的に行うことも出来ました。奇しくも道場でのあり方、稽古の取り組み、稽古後の自身との語らいと常に指示している事の検証叱責の場となってしまいました。本来なら各人が阿吽の呼吸で感じ取り行っている事が一つ一つ言葉として伝え指示しているにも関わらず行わないなど言語道断であります。本人の言う大雑把な性格などと言う安易な言葉でかたずける事など出来ません。稽古と称して単に役にも立たぬ無駄汗を流しに来ているだけであると断じざるをえません。余りに無神経、無頓着であり出鱈目であると思わざるをえません。共に座を正し、長き時間を共有し足の痺れも忘れ、今一度だけと言う気持ちで諭しましたので今度こそ性根に沁み込んだと信じております。今後の精進を見守りたいと思います。