広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

10月第三土曜日特別稽古

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10月18日土曜日の稽古会は一時間の予定の廣川君との直伝稽古としました。20日の福永刀剣店へのお祝いの準備やら明日の彼女の稽古時間途中での退席等を考慮して、その様に致しました。

礼法を行い、早速に基本稽古の打込みを所望する彼女で有りました。板の間を遣い、正しさを求めながらも気一杯で打ち込んで来ておりました。試合勢法様の少し太めの丈夫な竹刀をその細腕で体全身を遣って振っておりました。体力気力の限界まで打込みを行い、基本稽古の終了としました。坐して呼吸を調えながら、退院後の早い段階で、この様に基本稽古に臨める充実感に浸っている様でありました。

その後、兵法に移行し、三学、九箇、小転を遣い合いました。その中で特に三学の半開半向の合撃に之まで以上の手応えを出しておりました。前回の九箇で飛び出した面打ちの体捌きが此処に生きた様で有りました。其処からの二の斬りは、気を良くしての鋭い一撃を繰り出した事は無論で有りました。本日の稽古は、この一本で充分と感じさせる一撃で有りました。

此処で本日の時間と成り、稽古終了としました。明日は平素お世話になっております福永刀剣店の社長の米寿を迎える誕生日であります。その祝いの為の準備に出向く事としました。