広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

10月第四土日稽古会

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10月の土日稽古会もいよいよ今回で最後と成りました。来週末には11月となります。何とも月日の過ぎゆく早さを感じる昨今であります。土曜日、日曜日と其々の直伝稽古と成りました。最近日曜出勤の多い永原君は今回も土曜日に出向いて参りました。日曜日の廣川君の送出し稽古に参加できない事を申し訳なさそうにしておりましたが、仕事であれば致し方有りません。確りとこの日の稽古に集中して貰いました。
一人遣いの際の体の運びでは、まだまだ上体がの残り気味でありましたので、仰け反ら無いように正しました。ユックリと行っても何処までも正しく行えねば意味が有りません。只汗を流す心地よさに満足していては、真の上達は望めません。
基本稽古(打込み)、兵法、抜刀と直伝稽古を心行くまで楽しみました。この処、良き手応えを出していました二の斬りは、本日は如何しても剣先が高めに浮いておりました。小転は少しずつでは有りますが、隻手の太刀の遣い方を身に付けつつ有ります。僅かながら勢いが出て来ておりました。
日曜日の送出し稽古の為に定時には、廣川君が出向いて参りました。確りと稽古を積んで戦いに臨む・・・師弟の共有認識であります。畳の上の稽古も今回が最後と成ります。先ずは稽古有り気の当会ですので、師弟共々気一杯で基本稽古、兵法を遣い合いました。正面、順逆の打込みを病に成る前と遜色なく行えて、次なる戦いに臨める手応えに、安堵と満足感と希望を湛えながら上がった息を調える廣川君で有りました。
三学の合撃、二の斬りに満足行く手応えを感じながら、この処特に熱を入れている小転を何度も求めて来ておりました。納得ゆくまで応じて遣い合う師弟でありました。
座を正し、呼吸法で合気と成り、三度目の戦いにおもむく愛弟子に一言添えて、本日の繰出し稽古を終了としました。