広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

三月第二日曜日稽古会

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平成27年3月8日、三月二度目の日曜日稽古会を行いました。本日も、やや眠そに目をしょぼつかせながら永原君が少し早めに出向いて参りました。マツダの好景気に触発されている様で毎日の残業、休日出勤に励んでいる様子が良く観て取れます。そんな中でも道場に入るや否や剣道着袴に素早く着替えて、何時もの如く、一人遣いに励んでおりました。本日も途中で口を挟む事無く、見守りました。

礼法を行い、打込みに入りました。前回は余りの太刀筋の暴れ様に、竹刀での打込みを中止し、木刀での打込みに切り替えましたが、今回はその様な必要も無く、最初から最後まで蟇肌竹刀での打込みを行いました。まだまだ順逆の太刀筋に精度を欠いておりますが、少しずつ正しい太刀筋を身に付けつつ有る様でありました。熟成あるのみで有ります。

兵法は先ずは三学を遣い合いました。とうぜんな事ながら,最も大切な勢法を最初に気一杯で遣い合うのが当会の決まり事であります。合撃、二の斬りと良い時の感触を求め、又其れ以上の気付きに驚かされる時を夢見て遣い合いました。その後九箇、下から、小転と遣いました。村雲の勝口に四苦八苦しながらも、少し良い感触を醸し出しておりました。
今回は、雷刀打中下段の伝授を行いました。この七勢法の術理を伝えて、今までの勢法との違いを理解して貰いました。特に探り打ちには驚きと興味を示しておりました。位の攻守の違いを確りと身に付けて行って貰います。
最後は愛刀を遣い、抜刀を時間の許す限りに抜き合いました。