広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

五月第三日曜日稽古会

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平成27年5月17日、日曜稽古会を行いました。この日も定刻に出向いて参りました廣川君との直伝稽古で有りました。現在出来うる限りを尽くして基本稽古から兵法、抜刀を遣い合いました。無論弟弟子達の様な間断無い稽古は無理で有りますので、お茶で喉を潤したり、剣談を挟みながら時に自身の将来に付いて心の趣くまま談笑しながら間を充分に取り、稽古を続けて参りました。
基本の打込みも今回は正面のみならず、順逆も求めて参りました。精根尽き果てるまで遣い切って、心地よさげに呼吸を弾ませておりました。
兵法に入り、三学の合撃では前回同様にある種の吹っ切れた境地を醸し出しておりました。二の斬りも一本,傍に関戸君がおれば目を丸くしたであろう連動を見せておりました。
宮島演武に向けての小転は、その剣道着袴姿の雰囲気のままに一本筋が通って来ております。演武に臨むその気概が良き相乗効果を生みつつ有ります。良き事であります。
愛刀兼次を振るその姿には、体力の落ちた状態を補って余りある、今までの稽古によって培った自身に備わったある種の力の存在に喜びを感じている様子が嬉しく感じられました。(こんな状態でも真剣を振れる自分がいる)喜びであり、今後の自信、励みになった事で有りましょう。
尊い姿で有りました。