広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

2月第四土曜日稽古会

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平成28年2月27日、2月第四土曜日稽古会を行いました。珍しく土曜日に勤務を免れた永原君が、眠たい目をこすりこすりしながら出向いて参りました。黙々と何時もの立ち位置で一人遣いを繰り返す彼で有りました。一往復すると懐から手拭いを取り出して、球の汗を拭っておりました。平日稽古の小林君でも感じましたが、まったく若者の新陳代謝の良さには毎回驚かされます。道場の外は気が付くと雨に成っておりましたが、それでも深々と冷えた道場で有ります。世代の違いを感じずにはおれません。
二汗目は無論、基本打込みで有ります。右太刀、左太刀左右の打込みと当会の決まりをすべて遣い合いました。打込み時の雷刀のズレは可也解消されて来ておりました。後は順逆の正しい太刀筋の精度を上げる事です。相懸け流しの引き体捌きに少々難が有ります。これから暫くすれば気候も温暖に成って参りますので師弟共々良き汗を流しながら求めて参ります。
兵法は、三学、九箇、下から、小転と遣い合いました。やはり二の斬りに今少しの工夫が要ります。一本、斬釘のそれに良き連動を見せておりましたが、惜しい事に左の脇の締めが今一つで有りました。ひとつ言葉を添えておきました。
稽古の後には、久しぶりに丸亀でうどんを食しながら稽古の後の歓談と致しました。昨年来の激務を少し心配しておりましたが、その旺盛な食欲に少し安堵いたしました。