広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

九月最後の土曜日稽古会

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平成27年9月26日、九月最後の稽古会を行いました。明日は九州の清水先生のお宅にお参りに伺う事に成りましたので、本日が九月の締めの稽古会と成りました。永原君と齋藤君が出向いて参りました。明日に備えて廣川君は、自宅待機としました。小林君は菅生でテスト走行であります。テスト前に恒例の地元小学校をレース車で訪問した様子が、ホームページにアップされていました。子供達に何かを語る様子の写真が有りましたが、立姿の悪さにすぐさま叱責のメールを送りました。一度ならず二度までも・・・未熟ゆえの隙が多すぎます。左程に作法を身に付ける事の難しさであります。
彼のみならず、過日の宮島嚴島神社奉納演武においても、およそ武道とは言い難い、不作法が多々有りました。参加に当たり、出向いて来る服装は勿論、立居振舞には、よくよく礼を失する事の無い事を喚起しましたが、・・・。其れなりの演武着を身に付けているのは良いが、その上からウインドブレーカーを着てみたり・・・ノーネクタイで出向いて来たり…模擬刀で演武に臨んでみたり・・・言葉に出来ない事も有りました。今一度、武道とは何かを己自信に問いかけて欲しい物であります。
この日の稽古も齋藤君の不作法を叱責する事から始まりました。これが今の自衛官の有様かと少々愕然としました。知らぬ事、身に付いていない事は、教えねば仕方が無い。師の位に有る者、先輩の立居振舞をよくよく観る事から諭しました。三学の教えの第一、戒であります。こう在らねばならぬ事、しては成らぬ事を一つ二つ言葉で可也厳しく伝えました。彼の若さで有れば、何とか間に合いますでしょう。年が行っては難しいものでありますが。
剣道着袴姿が身に付いて来る頃には、彼の礼法も少しはましに成って来ますでしょう。それを楽しみに確りと鍛えて参ります。
兵法での成果は、永原君の十太刀の二の斬りに出ました。ここ半年の激務が、彼の遣いっぷりにも影を落としていましたが、三学の一本目から二本目、三本目と続き、それが十太刀で結実いたしました。この年最高の一本で有りました。