広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

昇段証書授与稽古会

平成29年2月25日、昇段証書授与を行いました。廣川君と共に兄弟弟子四名に昇段証書を授与いたしました。之までの精進、功績、期待をも込めての授与で有ります。写真の廣川君も心なしか誇らしげに微笑んでおりました。彼女が心から慈しんだ兄弟弟子達との同時昇段を喜んでくれている気配に満ち満ちた道場で有りました。

皆で記念写真に納まり、稽古開始と致しました。授けられた段位に相応しい、恥ずかしくない遣いっぷりを求めました。皆、その決意が伝わる遣いっぷりで有りました。
目を細めて、笑みを浮かべて弟弟子達の稽古を見守る好美君の様子を皆が確りと感じている様で有りました。
基本打込みを終えて暫しお茶をしながらの歓談の場に成りますと永原君が、正面の先輩の写真を小走りに取りに行き、小生の傍に持って参りました。其れを待って小林君が、早速にお茶を先輩の前に差し出しておりました。皆授与された段位の重みをヒシヒシと感じている様でありました。
これで増々(好美君の自慢の一門)と成ってくれると強く感じました。常に小生と好美君の目が光っていると平生の立居振舞にますます気を配り、精進を重ねてくれることを信じております。
兵法では、永原君の二の斬りの踏込みからの連動、小林君の合撃に早速に昇段の効果、意気込みがでておりました。常にこの様な働きを求めての精進を厳命致しました。
稽古の余韻を楽しむ様に、残りの時間を抜刀に遣い、本日の稽古終了と致しました。
稽古後は、ささやかな昇段祝の宴と相成りました。